おーきんなー数独先生(3)

東京の数独イベントでの盛り上がりが刺激となり、宮崎に戻って早速知人たちに声をかけてみました。自治公民館の一室を借り、私が講師となって、とりあえず第一回目の数独教室を開きました。
ところが、数独に興味があったわけではないが、私への義理もあって参加された方もあり、二回目からは急に人数も減り、私自身も何をどう教えていいのか分からず、何となく白けた空気が漂うようになり、何回か続けましたが、自然消滅してしまいました。
その時思ったのは、当然のことながら公民館を使用するには、使用料も、光熱費もかかり、それをずっと自腹でやるのは辛いということです。そこで、自治体が主催している様々な「趣味の教室」に目をつけました。これならば、公民館の使用料はかからず、しかも募集は自治体がやってくれるので、私は参加者を募らなくてもいいと思いました。
近所の公民館に片っ端から電話をしてみました。しかし、どの公民館も講座の予定というのは、既に決まっており、入り込む余地はありませんでした。
「数独というのがよく分からない」とか「新規の講座はやりたくない」とか「パズルでは人は集まらない」とか、厳しい対応もありました。
そんな感じで、ほとんど諦めかけていた頃、私の携帯電話に一本の電話が入りました。