スーキーイベント8月をZoomで開催しました。

8月27日(日)スーキーイベントをZoomで開催いたしました。
今回は、9月に迫った第5回SST(スーパー数独テスト)の傾向と対策と題して、後藤理事が、SST問題の予想と、例題を使って解き方の解説をしました。さすがに皆さんの関心が高く、初参加7名を含む30名の方が参加されました。

後藤理事はこれまでの4回の全問題の解き方を分析し、1番から3番までは、難しい手筋は使わないが、レッツミーやマスミなど見つけにくい所にヒントが潜んでいると解説しました。そして、時間との闘いというテストにおいて、序盤でこうしたトラップに引っかかってしまい、焦ってしまうことが失敗の元であると話しました。4番、5番は当然井桁問題が出るものと考えて、取り組むべしと忠告しました。

第5回SSTは、9月15日に数独協会会員で1級合格者168名の皆さんに郵送されました。これまでで一番多い参加者です。締め切りは10月13日です。参加の皆さんのご健闘を祈ります。

 

おーきんな数独先生(9)

こうして、檍公民館での教室と、赤江公民館での自主教室を続けていると、檍公民館の嬉野さんから、12月に檍地区の祭りとして「文化祭」を開くので、日高さんも「数独教室」のブースを作りませんかとお誘いを受けました。
「ものづくり体験コーナー」や「「子育て支援コーナー」など地域振興の一環として、毎年行われているものです。
引き受けるかどうか、迷っていると、教室の受講生の皆さんが手伝うとおっしゃってくださったので、やることにしました。
用意したチラシ50部はすべてなくなりました。私はほとんど見ているだけで、受講生の皆さんが参加者の対応をしてくれて、本当に助かりました。
何か、すごい形で数独が広がっていくのが、すごく楽しいです。

 

 

 

 

 

 

 

おーきんなー数独先生(8)

自主学習教室に参加している方々のお住まいを聞いてみると、赤江地区から来ている方が数名いらしたので、赤江公民館でも講座が開けないかと思い、連絡を入れてみました。
すると、新しい講座を開く余裕はないが、自主教室ならOKというお返事をいただきました。早速申請手続きをとり、こちらでも自主教室を開くことになりました。
自主学習教室は毎回、参加の皆さんのレベルに合わせた問題を何種類か準備し、ホワイトボードで例題を皆さんで解く、という和気あいあいとした雰囲気で続きました。
年が明けて、檍公民館の嬉野さんから自主学習とは別に、公民館として第2回目の数独講座を開きたいというオファーがありました。
嬉野さんは前回の成功で、数独講座に手ごたえを感じておられるようでした。もちろんお引き受けしました。
2022年5月、第2回目の数独講座が開かれ、18名の参加者がいました。
連続5回の講座を修了し、自主学習教室に更に8名の方が加わりました。
檍公民館では、数独教室はもはや大きな存在になってきました。

ニコリ社 礒部編集長の講演会開催

7月22日(土)東京渋谷区の「八雲クラブ」にて、ニコリ社「数独通信」の礒部編集長をお招きし、講演会を開催いたしました。東京は35℃を越えるという猛暑でしたが、13名の方が参加してくださいました。

礒部編集長は「気持ちよく解ける数独と、そうでない数独」と題して、数独通信を編集する際、難易度の他に、どのような基準で問題を選んでいるのかという、舞台裏のお話をしてくださいました。Easy、Medium、Hardとそれぞれ参加の皆さんにも問題を解いてもらいながら、実感として「解いて楽しい数独」を味わっていただきました。礒部さんの解説では、Easyレベルでは、入れた数字がヒントとなり、次々と連鎖していくのが楽しい数独で、いちいち手が止まってしまうのは、テクニック的にはEasyでも難しく感じるそうです。Mediumは、マスミを連発する問題はあまり歓迎されず、Hardでは、いきなり最初に難しい局面があり、そこを乗り越えると一気に易しくなってしまうのは、あまりいい問題とは言えないということでした。

また、Y-wingやSkyscraperなどナンプレの手筋にも触れ、これらの手筋をどうしてニコリ社では使わないのかという話から、ニコリ社の数独に対する「美学」という深いお話にもなりました。数独が世の中に登場してから39年、数独とは何かということを自ら問い続けてきたニコリ社の編集方針をお聞きできて、大変有意義で楽しいひとときでした。

イベント終了後は、礒部さんもご一緒に皆さんで懇親会を開きました。

 

 

おーきんなー数独先生(7)

準備していた「じぃじとばぁばようこそ数独」はその日のうちに、全部売れました。
それからの4回の講座は、とにかく無我夢中でした。5回目までに上級まで進むというのが、嬉野さんとの約束でしたので、毎回徐々に難易度を上げていき、最後の回はついに井桁理論まで行きました。もちろん参加者の中には初心者から上級者までいて、問題を解くスピードも違うし、解説を聞かずに問題を解くことに夢中になっている人もいました。
毎回、質問がたくさん出るのに驚きました。
「どうやったら、仮置きをしないで論理的に解けるのか。」と真剣な表情で聞かれたときは、少し、たじたじしてしまい、
「とにかく、仮置きをしないと自分で決めることです。」と答えていました。
5回の講座が終了し、公民館の嬉野さんから、
「数独講座は毎回欠席者がなく、皆さん熱心で、こんなにうまく行くと思いませんでした。いろいろやってきた講座の中でも、大成功の部類です。」と言ってもらい本当に嬉しかったです。
しかも、この先、自主学習で数独をを続けたいという方が10名以上もいらっしゃいました。私には引き続き、講師を続けて欲しいということでしたので、2021年11月から公民館を使っての数独自主学習講座が始まりました。

おーきんなー数独先生(6)

この降ってわいたようなコロナの自粛期間を使って、私は先ず、自分の数独の実力を上げようと思いました。何しろ、井桁理論がよく分からないので、数独協会のYouTubeや、ニコリ社の本を使って猛特訓しました。
檍公民館の嬉野さんとも再度打ち合わせて、講座は5回で打ち切りとし、初級から始まり、最後は上級まで行くということになりました。数独協会の後藤理事からは、初心者向けのテキストや練習問題を送ってもらい、ようやく形が整った、2021年9月第1回目の数独講座が開かれました。
まだコロナが猛威を奮っていた頃ですが、何と26名の方が参加してくださいました。
参加者募集に尽力していただいた嬉野さんはじめ、公民館の方々にはとにかく感謝です。
大きな教室の前から後ろまでの参加者の前で、最初の挨拶をしたときは、さすがに足が震えました。
何しろ、こんな風に人前で何かを教えるというのは私にとって初めての経験でした。
ルール解説から始め、練習問題を解説をしながら、皆さんで解きました。
「数独はつい夢中になりすぎてしまうので、ご家族の方に迷惑をかけない程度に楽しんでください。」と話した時、皆さんがどっと笑ってくれて、私もようやくホッとしたのを覚えています。
(写真は、最初に使った初心者用テキスト)

おーきんなー数独先生(5)

そこで、私は日本数独協会の後藤理事にメールをしました。
宮崎で数独教室を開くことになりましたと報告いたしますと、理事は大変喜んでくれました。私が「どう教えたらいいのか、悩んでいます。」と尋ねると、理事は「教えるというより、参加の皆さんと一緒に数独を解いたらいいじゃないですか。」と言ってくれました。理事の推薦で、最初の教科書は「じぃじとばぁばのようこそ数独!」を使うことにしました。「先ずは解ける喜びを味わっていただく。」ということを最初のテーマとすることにしました。
嬉野さんに報告しますと、講座は2021年の6月から毎週水曜日の午前9時30分から11時までの90分ということで、決定しました。また、他の講座の進め方や生徒さんの様子など、嬉野さんは丁寧に教えてくださり、何とかやっていけそうな自信がわいてきました。
ところが、2021年に入って、新型コロナの感染がますます広がり、3月には第4波が襲来し、公民館での講座は軒並み中止となりました。嬉野さんから連絡が入り、6月からの講座は9月まで延期ということになりました。がっかりもしましたが、準備にいささか不安もありましたので、正直、少しホッとしたところもありました。

おーきんなー数独先生(4)

宮崎県宮崎市には、市が運営する公民館や、交流センターは全部で32カ所ありますが、電話をいただいたのは、そのうちの「檍(あおき)公民館」社会教育指導員の嬉野(うれしの)さんという方でした。
「数独教室の講師をお願いできませんか?」と突然聞かれ、びっくりしてしまいました。
「どうして、私の携帯の番号を知っているのですか?」と逆に質問しますと、
「”数独・宮崎”で検索したら、あなたのお名前と電話番号がでてきたのでそれで、電話してみました。」とのことでした。
私にしてみれば、願ったりかなったりの話で、何はさておき、早速、檍公民館に駆けつけて、嬉野さんにお会いしました。
2020年8月のことです。(写真 左:嬉野さん 右:日高本人です。)
嬉野さんご自身、新聞の数独を解くうちに、すっかり数独の魅力にはまってしまい、問題集の本を買い込んで、解いていくうちに超難問も解けるようになったそうです。囲碁、将棋よりルールが簡単で、誰でも夢中になれるこのパズルを、公民館での講座のひとつにしたいとお考えになったそうです。
「やります、やります。やらせてください。」と私は返事をして帰ってきたのですが、考えてみれば、私の数独の実力は中級レベル。井桁理論も良く理解できていないし、とんでもない上級者が参加してきたらどうしよう。
これで果たして教えられるのか、急に不安になってきてしまいました。

スーキーイベント6月をZoomで開催しました。

6月24日(土)スーキーイベントをZoomで開催いたしました。全国から18名の会員の皆さんが参加いたしました。

今回は後藤理事が「4連井桁を考える」と題して講演いたしました。

最も難しい数独の本として有名な「超激辛数独」(ニコリ社発行)の中で、後半の<レベル10+>の中には4連の井桁理論を使わないと解けない問題があります。特に最近この傾向が強まっているということで、その対策を立ててみました。

先ず、4連井桁とはどういう構造なのかというところから始まり、超激辛数独12の中から例題を解説いたしました。4連井桁の場合対象となる数字は最低8カ所の候補マスが必要となるため、逆に表出しているのは1個か0個ということになります。つまり2個以上表出している数字は4連井桁の対象にならないのです。さらに井桁発見後の展開は「予約」となるので、井桁さえうまく見つかれば、恐れるほど難しくないと、後藤理事は結論しました。

 

 

おーきんなー数独先生(3)

東京の数独イベントでの盛り上がりが刺激となり、宮崎に戻って早速知人たちに声をかけてみました。自治公民館の一室を借り、私が講師となって、とりあえず第一回目の数独教室を開きました。
ところが、数独に興味があったわけではないが、私への義理もあって参加された方もあり、二回目からは急に人数も減り、私自身も何をどう教えていいのか分からず、何となく白けた空気が漂うようになり、何回か続けましたが、自然消滅してしまいました。
その時思ったのは、当然のことながら公民館を使用するには、使用料も、光熱費もかかり、それをずっと自腹でやるのは辛いということです。そこで、自治体が主催している様々な「趣味の教室」に目をつけました。これならば、公民館の使用料はかからず、しかも募集は自治体がやってくれるので、私は参加者を募らなくてもいいと思いました。
近所の公民館に片っ端から電話をしてみました。しかし、どの公民館も講座の予定というのは、既に決まっており、入り込む余地はありませんでした。
「数独というのがよく分からない」とか「新規の講座はやりたくない」とか「パズルでは人は集まらない」とか、厳しい対応もありました。
そんな感じで、ほとんど諦めかけていた頃、私の携帯電話に一本の電話が入りました。

おーきんなー数独先生(2)

私が数独と最初に出会ったのは、他愛ない出来事がきっかけでした。

宮崎の本屋さんで、駐車場の料金を払うのがもったいなくて、たまたま手に取ったのがナンプレの本でした。もともと仕事が趣味みたいな生活でしたので、自分でも何故パズル本を買ってしまったのかよく分かりません。買ってしまったので、やってみると解けるので自分でもびっくりしました。その日は日暮れまで夢中になって、次から次へと解いていたのを覚えています。

やがて会う人ごとに「今、ナンプレにはまっている。」と言うと、解き方が分からないという人がたくさんいて、「解き方教室」を開いたら結構人が集まるかも知れないと思いました。

ネットで調べてみると、ナンプレは数独という名前もあり、日本数独協会という協会まであることを知りました。早速協会の会員に申し込みました。2018年7月のことです。すると近々東京で数独のイベントがあることを知らされました。とにかく一度、東京に行ってみようと思い、有給休暇を取って、渋谷までやってきました。

渋谷のハチ公前で数独協会代表の後藤さんと午後2時に待ち合わせましたが、私は11時頃に着いてしまい、他に行くところもなかったので、そのままずーっとハチ公と一緒にいました。イベントに行ってみると、中国での数独大会の話やら、何だかよく分からない解き方の研究会などがあり、自分の全く知らなかった数独の世界がありました。その後、懇親会があり、他の会員の皆さんといろいろ話すうちに、ますます数独が好きになりました。そして数独が好きな人たちがこんなに熱く数独を語る会を宮崎でも開きたいと思いました。

 

おーきんなー数独先生(1)

皆さん、こんにちは。私は宮崎市内の公民館で数独の教室を開いている日高貢一郎といいます。
日本数独協会の理事の方から、数独教室の様子を日記風に書いてみないかというお誘いを受け、
お引き受けいたしました。全国には、数独教室をやってみたいが、どうしたら人を集められるのか、
会場をどこで借りればいいのか、など分からないで進められない人がたくさんいると聞きました。
私の経験がそうした皆さんの少しでも、お役に立つなら嬉しいです。
この日記のタイトル「おーきんなー」は宮崎弁で「ありがとう」という意味です。
数独教室が終わると、生徒さんたちが「おーきんなー」と言って手を振って帰っていきます。
生徒さんたちが数独を解ける楽しさを味わってくれることが、数独先生としての喜びです。
これからボチボチと書いていきますのでよろしくお願いします。

スーキーイベント5月をZoomで開催しました。

5月28日(日)スーキーイベントをZoomで開催いたしました。全国から19名の会員の皆さんが参加いたしました。

今回は第一部、第二部ともに後藤理事より数独の解き方についての研究講座を開きました。

第一部では「線の予約と点の予約」の題して、マスに注目して「予約」の筋を見つける方法を解説いたしました。通常、ブロックや列に注目して予約を見つけていきますが、マスに注目する「点の予約」は盲点になります。候補数字を列挙する「消去法」の解き方では逆に難なく見つかる場所ですが、線にこだわっていると見つかりません。

第二部では「数字の三つ巴(Y-wing)研究」という題で、Y-wingの直交型と台形型について解説いたしました。ナンプレの超難問と言われている本の中には、この手筋を使わないと解けない問題があります。井桁理論と同様に、使いこなしてくると「このマスにはこの数字は入らない」ということが理論的に判断できますが、最初はどうしても仮置き的な「仮にここにこの数字が来たら・・・」という追いかけ方になってしまいます。本当に数独は奥の深い遊びです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西尾徹也氏の講演会を開催しました。

4月21日(金)東京渋谷の「八雲クラブ」にて、パズル作家西尾徹也氏の講演会を開催いたしました。

西尾さんはこのたびパズル人生40年を記念し、世界文化社より「パズルマスター西尾徹也のザ・パズル」を刊行いたしました。講演会で、西尾さんは、アメリカ・デル社のパズル雑誌との出会いから、パズル作家としての道を歩むことになった経緯などお話になりました。当時の大変貴重な雑誌もお持ちいただき、拝見させていただきました。

また、日本チームを率いてご自身も選手として参加された第一回数独世界選手権の様子を語られ、同時にその時に出題された問題3問を、参加者の皆さんにも解いてもらいました。数独選手権では、通常の数独は「クラシック数独」と呼ばれており、その他に約300種類以上もある「バラエティ数独」が出題されます。今回参加の皆さんに挑戦していただいたのもバラエティ数独です。皆さん、ルールに戸惑い、10分以内にはほとんど数字が入らない状態でした。

講演会終了後、懇親会が開かれ、西尾さんを囲んで楽しいパズル談義となりました。

新潟 亀田地区公民館で数独講座

3月9日(木)新潟県新潟市の亀田地区公民館にて数独講座を開催いたしました。

17名の皆様が参加してくださいました。中には、数独を始めて解くという方も数名いて、先ずはルールと基本的な解き方を覚えてもらいました。一方、既に新聞等の数独を長年解いておられる方もいて、熟練者の皆さんには、初心者が問題を解いている間に、「手筋の解説」をいたしました。「予約」がようやく分かったというご感想もいただきました。

この後、第2回目(3月16日)と第3回目(3月23日)はリモートで講座を開設します。

スーキーイベント2月をZoomで開催しました。

2月26日(日)スーキーイベント2月をZoomで開催いたしました。20名の方々にご参加いただきました。

第1部は、宮崎市で数独教室を定期的に開催している、日高貢一郎氏にご登壇いただき、そのご様子をお話いただきました。

日高さんは、宮崎市の檍公民館と赤江公民館の二カ所で毎週数独教室を開いており、毎回十数名の参加者がいるそうです。参加者は、習熟度に差がありますが、初級者用と熟練者用に問題を分け、それぞれに問題を用意しています。日高さんはできるだけ答えを教えないように授業しており、どうしても詰まったところだけ、個々に教えているそうです。回を重ねるごとに、参加者同士のコミュニケーションが活発になり、いつも和気あいあいとした雰囲気だそうです。また檍公民館の文化祭にも参加しました。

第2部は、理事の後藤が「ざんねんな井桁たち」というタイトルで、数独の手筋を解説いたしました。

上級手筋「井桁理論」の更にその先を行く手筋で、あと少しで井桁になるはずなのに、余計なマスに候補数字が入ってしまう「ヒレ付き井桁」と井桁が微妙にずれている「筋違い井桁」の二通りの解き方を解説いたしました。

 

 

東京・板橋の図書館で数独講座

2月11日(日)東京都板橋区にあります「板橋小茂根図書館」にて「数独の沼」という数独講座を開きました。

これは、昨年発刊された鍜治真起氏の評伝「すばらしい失敗」という本を読まれた図書館の方が、数独講座を企画してくださいました。20名の参加者で視聴覚室は満杯となりました。数独の歴史に続いて、初心者、熟練者それぞれのテキストで解き方の練習をいたしました。講演終了後も多くの方からご質問があり、皆様の関心の高さを嬉しく思いました。

 

 

新春プレゼント

数独協会では、会員向けサービスの一環として、日本パズル界の至宝「西尾徹也氏」の新作ナンプレ問題を毎月1問配信しております。題して「西尾徹也12番勝負」。今年でシーズン3となりました。

今年の第1番が解けた方の中から抽選で2名様に、新春プレゼントとして「空飛ぶ数独」(非売品)をお送りしました。

スーキーイベント1月をZoomで開催しました。

1月29日(日)スーキーイベント1月をZoomで開催しました。12名の参加者がありました。

第一部は、後藤理事が「音についての3つの話」と題して、太古の骨笛や音を記録しようとした19世紀の実験などの話をいたしました。続いて、皆さんでの放談会とし、このお正月でのエピソードや数独と解いている際の苦労やら、今年にかける意気込みなど、皆さんが思い思いに語っていただき、楽しいひとときとなりました。

 

 

スーキーイベント12月をZoomで開催しました。

12月18日(日)スーキーイベント12月をZoomで開催しました。17名の参加者がありました。

今回は、数独協会横田理事が「パズル(数独)の活用」と題して講演をいたしました。横田さんは、パズルの活用を、娯楽、教材、健康、学問と4つの分野に分け、それぞれを検証いたしました。数独が大学の入試に使われたことや、子どもたちの知育教材としての有効性を論じ、更に、パズルの歴史を振り返り、江戸時代の算額に関して詳しいお話をしてくださいました。

第二部では、少し時間が余りましたので、参加の皆様に今年一年を振り返っていただき、楽しい雑談のひとときとなりました。

 

 

スーキーイベント11月をZoomで開催しました。

11月27日(日)スーキーイベント11月をZoomで開催しました。21名の参加者がありました。

今回は、9月から10月にかけて実施されました第4回SST(スーパー数独テスト)の解き方について、後藤理事が一問、一問解説をいたしました。

SSTでは、毎回(株)ニコリ社より5問の問題を提供されておりますが、今回の問題は、5問とも序盤になかなか数字が入らないという仕掛けになっており、制限時間30分という縛りの中で、焦ってしまった方も多かったと思います。

1番から3番までは普通の2個予約で解け、4番は3個予約、5番は井桁理論を使う問題でした。後藤理事は、4番について特に詳しく解説し、普通の解き方の他に、全候補数字を記入する「全包囲消去法」でも解法を披露しました。予約や井桁が見つからずに、時間ばかりが過ぎていくときには、思い切って候補数字を全部列挙するという提案をいたしました。

第4回SST結果発表

数独実力テスト1級合格者による「第4回スーパー数独テスト(SST)」が開催されました。

参加資格者152名のうち、109名の方が期限内に答案を提出してくださいました。平均点は昨年より更に3点アップし712点となりました。また今年も世界数独選手権に参加される日本代表選手3名がゲスト参加してくださいました。

第4回SST第1位に輝きましたのは、初参加の青森県の「TOTORON」さんです。989点という歴代1位の高得点でした。第2位には第2回大会優勝の「ひらい」さん、第3位には、昨年29位だった「アンジー&テリー」さんが大躍進しました。上位者の皆さん、おめでとうございます。

今年の最年長者は1935年お生まれの「天竺」さん、そして最年少者は2011年お生まれの「たまご」さん。この年齢差で、同じ問題で競争できるところが数独の面白さです。天竺さんは795点で第42位、これからも、ますますお元気で頑張ってください。

繰り返されるコロナ禍の中で、休む暇もない医療従事者の方から「今年は残念ながら時間がありませんでした。」というコメントをいただきました。大変ご苦労様です。どうぞ、お身体を大切になさってください。

4th SST Best 50

 

沼津・静岡で数独講演

10月8日(土)毎日新聞社さんの主催で、沼津「さんさんホール」と静岡「江﨑ホール」にて数独講座を開催いたしました。昨年同様、数独世界チャンピオンの森西さんとご一緒に後藤が講演させていただきました。

森西さんは数独世界数独選手権についてお話され、この講演の一週間後、今年の開催地であるポーランドへ出発されました。後藤は、「数独の壁」というタイトルで、中級者、上級者のぶつかる「予約と井桁の壁」について話しました。静岡では、台風の影響で停電状態が続いておりましたが、ちょうど講演の前日に回復するという厳しい状況下にもかかわらず、50名を越える方々に参加していただきました。毎年恒例、森西さんと参加者の皆さんが同じ問題を解く「チャンピオンに挑戦」というコーナーでは、参加者の皆さんには、時間とヒントのハンディを差し上げたのですが、森西さんが2分弱という早さで解いてしまったため、どなたも勝つことができませんでした。

鍜治さんの評伝が発売

昨年8月、惜しまれつつこの世を去った、数独の父鍜治真起氏の
評伝「すばらしい失敗」という本が本日発売されました。

この本は、(株)POWER NEWS社の記者とライターの方が、
生前鍜治さんといろいろなかかわりのあった方々数十名に取材、
聞き取りをして評伝にまとめたものです。

表紙の帯は、鍜治さんが学生時代にバイト仲間だった、夢枕獏氏が
「いつかそちらで一杯やろう。」と寄せております。

鍜治さんの幼い時から、ニコリ社を創設し、数独と出会い、海外を
駆け回った様々なエピソードが多くの証人から語られています。

この本を読むと、鍜治真起というのは本当に不思議な男で、
数独も彼と出会って、世界に広まったという気がします。
書名の「すばらしい失敗」は、ニューヨーク・タイムズがその経済
トップで鍜治さんを紹介する際に「Brilliant Mistake」と呼んだ
ことに由来しています。

どうぞ、秋の夜長、100%人生を楽しんだ男の痛快な物語を
是非、お読みください。

書名:すばらしい失敗 「数独の父」鍜治真起の仕事と遊び
発行所:株式会社ニコリ
定価:1800円+税

日本数独協会
後藤

スーキーイベント9月をZoomで開催しました。

9月25日(日)スーキーイベント9月をZoomで開催しました。25名の参加者がありました。親子で初参加された方もいました。

第一部は、数独作家の「豆みそさん」が「作家の仕掛け」と題して、実際の問題作りのノウハウをお話してくださいました。今回は特に、井桁理論の問題をどう仕込むのかという舞台裏を見学することができました。井桁が成立するような配置作りから始まり、そこに予約の筋をからませながら、問題作りは進行していきます。作家さんというのは、実に緻密な思考をしていくのだと感心しました。ところが、この例題、結局は井桁を使わなくても解けてしまうということに、出来上がってから気づくという落ちがついていました。豆みそさんのお話では、そうしたことはしょっちゅうあるそうで、10個作って、成功するのは1個か2個ということでした。

第二部は、数独協会理事の後藤さんが、「ヒレ付き井桁の解き方」という講演をいたしました。井桁になりそうだけれど、一か所、邪魔な数字があって井桁にならない、そんなとき、それを「井桁のヒレ」として見てみると、思わぬヒントが見つかることがあります。これは超上級手筋のひとつですが、覚えておくと便利かも知れません。

 

元数独世界チャンピオン森西さんがZoomで講演

8月13日(土)元数独世界チャンピオン森西亨太さんが、数独協会スーキーベント8月の講師として講演されました。森西さんは世界数独選手権において、これまで4度も優勝され世界屈指の数独アスリートとして有名な方です。参加者は25名でした。

講演では、世界選手権とはどのような戦いなのかというお話から始まり、上位者の実力にはほとんど差がなく、自分が優勝できたのは幸運でしたと振り返りました。普段の練習法や、早く解くコツなどを約1時間半にわたってお話いただけました。どんなに難しい問題も最後の20~30マスくらいはEasyになるので、そこのスピードを上げるため、易しい問題も練習するそうです。

また、10月に3年ぶりにポーランドで開催予定の世界選手権に向け、王座奪還の意気込みを語ってくれました。中国の若手「Tantan選手」が強敵になるかも知れないとのことでした。世界中の数独ファンがその技能を争う競技ですが、やはりその前提になるものは平和です。コロナやウクライナ戦争など、数独アスリートを取り巻く環境は厳しく、ピリピリとしたものになるでしょう。しかし、どうか和気あいあいと、数独を通しての交流を深めていただきたいと思います。

愛知サマーセミナーにて

7月16日~18日まで、愛知県名古屋市の愛知東邦大学及び愛知東邦高校にて、第33回愛知サマーセミナーが開催されました。

この愛知サマーセミナーは、愛知の私学に通う高校生、教師、父母、そして市民の有志の方々からなる実行委員会が毎年7月に行う教育イベントです。多彩な特別講師の講演や800を越える様々なジャンルの一般講座が開かれました。

名城大学附属高等学校自然科学部数理研究班14名の皆さんが「作ろう!ナンプレ挑戦状!」というタイトルで研究発表されました。数独(ナンプレ)の歴史から始まり、数独に関するクイズもありました。そして、メインの発表は数独を作ってみようという、とても意欲的な試みでした。参加者の皆さんも既に、数独の経験者らしく、ルールの説明などなく、早速指示に従って作り始めました。

数独協会後藤理事が参加者として見学をし、発表された高校生に数独の本をプレゼントいたしました。

 

スーキーイベント5月をライブで開催しました。

5月29日(日)東京・渋谷の「八雲クラブ」にて数独協会イベント(スーキーイベント)を開催いたしました。半年ぶりのライブのイベントということで、渋谷のイベントとしては最高の21名の皆様にご参加いただきました。

最初に、デザイナーの岡本修身氏にご登壇いただき、「数独アート」作品の中から、自薦傑作をご紹介いただきました。数独アートとは、実際の数独の盤面を、様々なモチーフで表現するものです。岡本さんは、数独と出会い、先ずは数独Tシャツを作るところから始めたそうです。そこから、1から9までの数字を他のモチーフで表現できないかという試行錯誤が始まり、時に、歯車であったり、池に浮かぶ鯉であったりと世界は広がり、その美しいデザインは「数独通信(ニコリ社刊行)」の表紙を飾ってきました。(創刊号から第40号まで)いつか、1冊の本として、出版される日をお待ちしております。

次に数独作家「びわゼリー」氏にご登壇いただき「井桁予約」という手筋について解説していただきました。2つ以上の井桁が同列で発生した場合、予約が成立するという理論を、ご自身の作品を例題としてご説明していただきました。最近の「超激辛数独」では、井桁が何列も重複されてくる難問が多く、この手筋を使うと、かなりテンポよく、排除できる数字が決まるということが分かりました。びわゼリー氏は普段は医療現場でお勤めになっており、職業柄お話の流れが淀みなく、親切で分かりやすい講座でした。

午後2時から3時半まで、皆さん熱心に耳を傾けておられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兄妹で1級合格

日本数独協会主催の数独実力テストにおいて、1級合格の最年少記録が更新されました。
また同時に、協会初のご兄妹での1級合格が実現しました。
この輝かしい記録を樹立されたのは、
原口幸太朗さん:現在14歳9カ月 中学3年生
原口珠季さん:現在10歳10カ月 小学5年生です。
珠季さんは、2年前の4月に当時11歳1カ月で1級を取得された「ののかさん」より3カ月ほど若い記録となりました。
早速お二人にインタビューをいたしました。
Q:お二人そろって、1級合格おめでとうございます。テストの問題はいかがでしたか。
幸太朗さん:1問目で少し時間を取られてしまい焦りましたが、2,3問目で解き方を変えたので、そんなに難しいとは感じませんでした。
珠季さん:いつもは、時間を気にしないで解いているので、ドキドキしました。問題は難しかったです。
Q:数独を始められたきっかけを教えてください。
幸太朗さん:パズルが好きで、数独はその中のひとつです。
珠季さん:兄二人が1冊の数独の本を1ページずつ交互に解いているのをみて、そこに三人目として混ぜてもらったのがきっかけです。
Q:数独のどういうところが面白いですか。
幸太朗さん:頭の中での情報の扱い方が面白いです。今までの情報に新しい情報を関連付けて考えていくところなど、何か、迷路の分岐点がいくつもあるみたいで。
珠季さん:解けたときに、スッキリするところが面白いです。
Q:学校の勉強で好きな学科は何ですか。
幸太朗さん:数学とプログラミングと体育です。
珠季さん:理科と算数です。
Q:数独以外の遊びでは何が好きですか。
幸太朗さん:数学が好きなので、数学の証明問題を遊びのように楽しんでいます。
珠季さん:読書とバドミントンです。
お二人とも、1級合格者なので、9月に行われるSST(スーパー数独テスト)の
参加資格があります。是非、全国の数独自慢の方々と競ってください。

宮崎市で定期的に数独講座

昨年10月に、宮崎県宮崎市「檍(アオキ)公民館」で開催された数独教室が、大変好評で、是非、継続したいという参加者の皆さんからのご要望で、定期的に開催されることとなりました。講師は数独協会会員の日高貢一郎さんです。

日高さんが会社がお休みの水曜日に合わせて、講座は開かれます。「毎回、たくさん質問が出て、皆さんで一緒に考えながら解いています。」「とにかく、笑いが多く、皆さんに元気をもらっています。」と日高さんは仰っています。檍公民館に続き、赤江公民館でも開催が決まり、宮崎市では、数独熱が高いようです。