数独で生きがい創出

岩手日報記事 (ソーシャルハーツ)2019年12月10日
NPO法人ソーシャルハーツ代表の川上誠さんの活動が、岩手日報12月10日号に取り上げられました。
川上さんは東北大震災後の2013年より、岩手県大槌町で高齢者を対象に、数独を中心とした学習支援活動を行ってきました。7年間に渡る地道なボランティア活動を
岩手日報が特集として取り上げました。
日本数独協会と川上さんとのご縁は2016年より始まり、協会理事は大槌町に何度も伺い数独教室を見学いたしました。そして、川上さんのご尽力と、大槌町の全面的な支援の下、
第1回数独技能認定試験が2017年9月9日、大槌町にて開催され県内外より250名(自宅受験も含む)の方が日本初の数独のテストに挑戦しました。
川上さんは現在、更に活動の幅を広げ、各地で数独教室を開いておられるそうです。

新しい理事が参画

2019年12月より数独協会に新しい理事が誕生しました。ご紹介いたします。
横田和之氏 1947年愛知県に生まれ、現在は神奈川県相模原市に在住です。
数独歴は、2017年1月NHK文化センター町田の「数独教室」に通うようになり、
目覚めたとのことです。
将来は高齢者の方々に数独を教えていきたいとおっしゃっています。
新しい理事を迎え、更に数独協会の活動の幅を広げていきたいと思います。

謎の数表の謎が解ける!

2017年7月10日にこの「耳よりなコト」のページに掲載しました「世界最古の数独の原型、日本で発見??」の記事につきまして長野県在住の北原秀晃様よりこれは占星術方位学の早見表の類ではないかというお便りをいただきました。
更に北原様の調査で、九星気学等で使われる「後天定位盤」の表であることが判明いたしました。

『左上のブロックの内訳、上から381・246・795
三碧木星 八白土星 一白水星
二黒土星 四緑木星 六白金星
七赤金星 九紫火星 五黄土星
に相当し、頭の数字をとったものです。他のブロックも同様ですね。』

という北原様の解説を基に、インターネットで後天定位盤を調べてみますと、下のような図が出てきました。この数字の配置はまさに、あの謎の数表の配置とぴったり一致します。

早速、愛知県にお住いのこの数表の持ち主であるN氏にも連絡をいたしました。伺ってみますと、厚い板に彫られたこの数表は、書道塾を開かれておられたご祖父様が彫られた数字の美しさに魅せられて、祭りの夜店で購入したものだそうで、ご祖父様は気学には興味がなかったようです。

この謎の解明者である北原様は10年以上も前から、九星気学や金函玉鏡、奇門遁甲を独学で学ばれたそうで、最近数独にも興味を持たれ、たまたま当協会のHPでこの記事を見て、お知らせをくださいました。

この表が、世界最古の数独の原型でなかったのは、ちょっと残念でしたが、謎が解けてようやくすっきりしました。数独の考案者ハワード・ガーンズ氏はどこかでこの表を見たのでは?そんな想像が湧いてきました。
北原様、ありがとうございました。

マレーシア数独ソサエティメンバー来日

マレーシア数独ソサエティ(以下MSS)のメンバーであるMr.LeeとMr.Lowが11月7日「代官山数独ギャラリー」を表敬訪問されました。
MSSはマレーシアMENSAのメンバーが中心となって、2008年結成されました。毎年一度、数独チャンピオンシップを首都クアラルンプールで開催しています。また、2014年からは、小学生を対象とした数独大会も主催するようになり、マレーシア全国から100校を越える学校がチームを作って参戦しています。

今回の訪問の際、MSS事務局長Leeさんより、“SUDOKU VARIANTS”(数独の変形)の寄贈を受けました。これはLeeさん自身が10年の歳月をかけ、「世界中の数独の変形」を集めたものです。上下2巻全320ページに及ぶ集大成で、世界にこれだけ変わった数独のがあるのかと本当に驚かされました。ご覧になりたい方はぜひ、数独ギャラリーまでお越しください。

【数独ギャラリーについて】
急用により不在にしている日もございます。
お問い合わせフォームより事前にご連絡の上、お越しください。
東京都渋谷区恵比寿西二丁目20番8号パーフェクトルーム代官山102号室


左から、Mr.Lee、後藤代表理事、Mr.Low

世界最古の数独の原型、日本で発見??

愛知県にお住いの76歳のN氏から、数独協会にメールをいただきました。

「私の祖父が残した謎の数字の表があります。これは一体何を表しているのでしょうか?」

メールには写真が添付されていました。
1~9の数字が縦・横9列に彫られています。そして全体が9つのブロックに分かれています。どの横列(そしてナナメも)の合計も45になります。一見して方陣の一種かと思いますが、とても数独の形に似ています。

76歳の方の祖父の遺品ということになりますと、どう考えても、1979年以前になります。(数独はアメリカのハワード・ガーンス氏がDell誌に1979年に発表したのが世界最初ということになっています。)

この数表は数独ではありませんが、あと一歩で数独になり得るところまできています。一体誰が何の目的でこの方陣を作ったのか、そして何故、硬い木に彫りつけたのでしょうか?

どなたか、この謎についてご存知の方は、ご一報ください。


(注) 縦横180mm 厚さ35mm 重さ1.2Kg

大槌町議会、芳賀議員が講演で「ようこそ数独」を紹介

去る5月10日、千葉商科大学において、岩手県大槌町議会副議長の芳賀潤氏が「東日本大震災の教訓ー今だからできること」という講演をなさいました。

芳賀氏はこの中で大槌町の高齢者が数独に熱中していることや、(株)ニコリ、日本数独協会の協力で大槌町から生まれた数独練習帳「ようこそ数独」が発売になったことを取り上げていただきました。

4/23-24 岩手県大槌町を訪問しました。

岩手県大槌町から生まれた数独練習帳『じぃじとばぁば ようこそ数独!』が4月20日、全国一斉に発売になりました。さっそく、この本の故郷とも言える桜満開の大槌町に4月23日、24日の二日間、お伺いいたしました。

東京から4時間半。釜石駅で出迎えていただいたのは、大槌町で数独を通して高齢者支援を続けられているNPO法人ソーシャルハーツの川上誠さん。
まずは『大ヶ口1丁目災害住宅集会所』へ向かいました。



集会所に来ることを楽しみにされている数独愛好者のみなさんに、この本の作られた経緯を、次のようにお話しいたしました。

この数独練習帳「ようこそ数独!」は【優しい、易しい、やさしい数独】といった開発のコンセプトをもとに、ただ単に解きやすい数独問題集ではなく、数独の本としていろいろな新しい試みなどで構成いたしました。これはみなさんの声によって、みなさんご自身が作られた数独の本です。この1冊を通し、数独で笑顔になっていただきたい……

その後、川上さんはいつものように数独を解きながら解答の解説をされ、みなさんとの楽しいひとときを過ごしました。
そして、そして次の集会所『ぬくっこハウス』へ移動して、同じくご高齢者の方々にパフォーマンス。 またまた移動で『大槌第7仮設住宅集会所』でのパフォーマンス。



翌24日も『エールサポートセンター』、『はまぎくデイサービス』、『多世代交流会館』等々の集会所で「ようこそ数独」を解説させていただくとともに、同時期に発売となった子ども対象の『数独から生まれたお絵かきパズル「絵どく」』の紹介もさせていただきました。各集会所スタッフのみなさんからは「絵どくは、高齢者にも面白いのでは? 試してみたいですね……」とご好評をいただきました。二日間、あわせて6ヵ所の集会所巡り。川上さんによると「ご高齢者は移動が大変だから、我々が移動するんですよ」……なるほど。



6ヵ所の集会所の他、大槌町町議会芳賀潤氏やケアプラザおおつち/佐々木エールサポートセンター長、また大槌町役場にもお伺いして「大槌町と数独活動」などについてお話しさせていただくとともに、大槌町復興のお気持ちなどもお聞きすることができました。

また、岩手日報釜石支局より「ようこそ数独」の取材もお受けし、大槌町での文化的活性の大切さと同時に、全国初として大槌町からの「数独認定」の期待が大きいことも改めて感じました。



大槌町の<数独大好き>ご高齢者のみなさんが真剣な表情で数独を解いている姿。そして「ようこそ数独」を手にされた時の嬉しそうなお顔を拝見したら、この本の制作苦労など、どこかに吹っ飛んでしまいました。ご高齢の方々から「次はこんな数独本が欲しい!」と言う声をあげていただけることを励みに、ぜひ全国の高齢の方々にも「ようこそ数独」を楽しんでいただけたら…と感じた二日間でした。ほんとうにありがとうございました。

カリフォルニアで「子ども数独チーム対抗戦」開かれる

カリフォルニア州ネヴァダで子どもたちだけによる、数独チーム対抗戦が開かれました(主催:Nevada County Sudoku Society)。

10校の小学校から20チーム71名の小学生が参加し、両親の熱い声援を受けながら、チームで数独を解きました。

地元紙The Union も「数独チーム対抗」は、単に論理的思考を高めるだけでなく、協力、コミュニケーション、リーダーシップなど育む素晴らしい取り組みと伝えました。

数独問題集『じぃじとばぁば ようこそ数独!』販売開始!

ニコリ社と、日本数独協会は、数独問題集『じぃじとばぁば ようこそ数独!』(500円税別)を4月20日に販売開始いたしました。(ニコリ 編集・数独協会 監修)
数独協会は岩手県大槌町で高齢者の認知症一次予防および生涯学習に取り組むNPO法人ソーシャルハーツ(川上 誠代表)を支援してまいりました。
70〜90代の高齢者において、数独が生涯学習として楽しまれている一方、既刊の数独書籍が高齢者には難しく、より分かりやすい数独書籍が生涯学習の現場で求められていることに気づきました。
そこで、数独協会は高齢者向けの数独問題集を企画。数独協会監修の下、「数独通信」を発行しているニコリより本書を刊行いたします。
本書の売上の2%は、被災地の復興支援として岩手県大槌町に寄付されます。
今後は、岩手県大槌町での取り組みをモデルケースとして、生涯学習への数独活用を全国各地へ横展開してまいります。
全国各地の自治体ならびにNPOへ働きかけ、本書の活用や、数独イベントの開催を実施していきたいと考えております。

数独協会では『じぃじとばぁば ようこそ数独!』を1冊500円(税抜)で販売しております。
お求めの方は下記ページよりご連絡ください。
http://sudokujapan.com/access/

カリフォルニアで子ども数独大会が開催

カリフォルニア州ネヴァダで第1回子ども数独大会が4月27日に開催されます。

これは、ネヴァダ数独協会のメンバーが近隣の小学校によびかけ実現しました。

合計8校から17チームが参加し、団体戦で戦うそうです。一つの問題を一緒に解くことで子どもたちのチームワークを育みたいと、主催者のJeery Martin氏は語りました。

ネバダ数独協会が設立される

アメリカ、カリフォルニア州ネバダ郡にネバダ数独協会(Nevada County Sudoku Society) が設立されました。設立メンバーの一人であるジェリー・マーティン氏より日本数独協会に連絡がありました。

マーティン氏は8年前に数独と出会い、そのおもしろさに魅了されました。
そして、数独をホビーとしてだけではなく、子どもたちの論理的思考を育む知育ツールとして、取り入れました。

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ネバダ数独協会は来年の2月に、小学生によるチーム対抗数独選手権を開催する予定です。既にいくつかの小学校から参加の申し込みがあり、地元の新聞The Unionも大きく取り上げています。
日本数独協会としては、賞品を贈呈するつもりです。

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マレーシアで数独大会開催

マレーシア数独協会の主催で、第7回“Sudoku Championship”が首都クアラルンプール開催され、地元の数独ファンによる早解き大会が行われました。
日本数独協会は昨年に引き続き、この大会を後援し、優勝者に協会オリジナルTシャツを進呈しました。

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2016年7月30日「数独・ナンプレ祭」に協力させていただきました!

7月30日、西武東戸塚において開催された【数独・ナンプレ祭】に協力させていただきました。

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暑い中、午前中より夏休み中の小学生から、その昔小学生だった…方々に参加いただき数独&ナンプレ、そして絵どくアプリまでも楽しんでいただきました。

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また、鍜治真起代表の講演&サイン会、最後は早解き数独の表彰式と、楽しい1日でした。

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2016年5月12日「数独の夕べ」毎日新聞本社にて開催!

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今月の「数独の夕べ」は、「数独を数学する」と題して、超文化系の数独協会理事が数独を数学的に解析してみるという冒険をやってみます。先ず、後藤理事からは数独の問題数は一体いくつあり得るのかという観点から「組合せ論」、佐貫理事からはネット上に存在する「数独ソルバー」の基本的な考え方をお話しさせていただきます。

次に、岡本理事より数独ソングをご紹介いたします。数独にはまってしまった人たちが、とうとう数独の歌を作ってしまったようで、YouTubeの画像と一緒に楽しんでいただきます。

当たるも八卦、当たらぬも八卦という恒例の数独占いを今回も皆さんでチャレンジします。
豪華(?)賞品も用意いたしました。

■開催概要
開催日 2016年5月12日(木)
開場 18:00 開演 18:30
終演 20:00 定員 30名
場所:東京メトロ東西線・竹橋駅直結・毎日メディアカフェ(毎日新聞社本社内)
https://mainichimediacafe.jp/access/

■予約応募は「毎日メディアカフェ・ホームページ」から!
https://mainichimediacafe.jp/eventcal/#l1922

■登壇者

2
後藤好文(ごとう・よしぶみ)

1999年株式会社ニコリ入社。現在は同社取締役副社長。2015年日本 数独協会理事に就任。


3
岡本 修身(おかもと・おさみ)

多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。広告代理店にディレクターとして勤務。 海外広告賞などを受賞。広告の枠にとらわれないクリエイティブを求めフリーに。 数独のルールを基に、多くの子供たちに、より楽しく考えるパズル"お絵描きパズル 『絵どく』レベル①、②"を出版。ハングル語に翻訳され、韓国でも出版。iPadの 発売を機に『絵どくiPad』版アプリを制作。2015年、一般社団法人日本数独協会/理事。


4
佐貫 僚(さぬき・つかさ)

株式会社Crisp代表取締役。ITの最前線を「わかりやすく」伝えることをモットーに、Webを活用した新規事業の立上・マーケティングに携わる。日本のサブカルチャーを海外に動画配信する事業「SOP LIVE」を立上。東京大学にて講演。世界に広がるSudokuをWebの力で発信するべく2015年、日本数独協会理事に就任。プログラマーとしても活動。マイクロソフトイノベーションアワード2011 優秀賞を受賞。

数独通信 Vol. 30 発売!

数独通信 Vol.30 が株式会社ニコリから2月10日発売されました。
読者から寄せられた投稿数独から厳選された99問と、数独にまつわる読み物なども満載です。
今号の表紙はジュークボックス。何やらオールディズの懐かしい題名が並んでいます。
是非、お近くの本屋さんでお求めください。

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数独通信 Vol. 29 発売!

(株)ニコリから数独通信Vol.29、15年秋号が8月10日発売されました。毎号、質の高い投稿作品のみで作られているこの本は、問題を解く楽しみもありますが、数独にまつわる読み物も興味がつきません。また、数独をデザイン化した表紙を待ちわびている読者も多いかと思いますが、今号は何と9コマの漫画になっています。

数独通信15年秋号

一般社団法人「日本数独協会」設立のお知らせ〜全世界100ヶ国以上で愛好される数独のさらなる普及と振興に向けて〜

この度、一般社団法人日本数独協会(英文名:Japan Sudoku Association、以下「本協会」)を発足しましたので、ご報告します。

数独とは、3×3のブロックに区切られた 9×9の正方形の枠内に1〜9までの数字を入れるペンシルパズルです。日本においては、主に1980年代後半以降に愛好され、2005年、英紙タイムズの掲載を機に、世界でブームになりました。現在では、全世界100ヶ国以上で愛好されております。

本協会は、一般愛好家・学校・教育機関・施設・自治体・企業・海外の数独団体など、様々な個人・団体と協働し、数独の普及と振興に向けたオープンな活動を支援する団体として、活動を展開していきます。

 

バックグラウンド

日本において、1980年代後半から数独の普及に努めてきた鍜治真起・本協会代表理事は、自身が代表取締役を務めるパズル制作会社・株式会社ニコリでの数独関連書籍の出版に加えて、世界各国での講演やイベント開催など、数独の普及と振興に努めてまいりました。

その活動を通して、数独が世界100ヶ国以上への地域的な広がりを見せると同時に、数独を解く楽しさ・考えているときの楽しさ・愛好家による自主制作(数独をモチーフにしたアート制作や「Sudoku Song」のような楽曲制作・「ソルバー」と呼ばれる自動解答プログラムの開発)など、世界の愛好家の中で、数独の楽しみ方の幅が広がっていく過程を経験してきました。そこで、営利・非営利を問わず、数独を幅広く楽しむ活動を推進するための組織の必要性を強く感じ、本協会を設立いたしました。

 

今後の活動について

国内外の数独の普及と振興に向けて、具体的には下記の活動を予定しております。

  1. 数独普及のためのイベント・講演会等の企画及び開催
  2. 数独商標権保護のための活動
  3. 数独やパズルに関する情報の提供及びファンとの交流
  4. パズルやパズル関連商品の開発・制作及び展示・販売
  5. 世界各国にある数独・パズル団体との交流

先立って、2015年12月には、マレーシア数独協会(英文名:Malaysia Sudoku Society)が主催する「マレーシア数独大会2015December」に参加。7歳から77歳まで、およそ200人の幅広い数独ファンと数独を共に楽しみ、国際交流をしてまいりました。

また、本協会自身によるイベント開催の第一弾として、毎日新聞本社内にある毎日メディアカフェにて、毎月、数独イベント「数独の夕べ」を実施いたします。「数独の夕べ」では、数独の歴史やそのデザインの独自性に関する講演や、数独の様々な解き方・楽しみ方に挑戦する体験型イベントなど、数独を様々なアプローチでご紹介してまいります。