スーキーイベント9月をZoomで開催しました。

9月22日(日)スーキーイベントをZoomで開催いたしました。20名の方にご参加いただきました。

今回は後藤理事が「仮置きについて考える」と題して講演しました。仮置きという手法は、ある数字を仮に置いてみて、そのまま進んだときに矛盾が発生すればその仮置きが間違いであったとする、いわゆる背理法の解き方です。仮置きは邪道という意見もあり、数独協会でもあまりお薦めはしてきませんでした。

しかし、現実には実に多くの方々がこの仮置きによる解き方をしており、今回は仮置きを使った場合と使わなかった場合の解き方の対比から、どちらが分かりやすいか、参加の皆さんと一緒に考えました。また「仮置きをしないと解けない問題」を一問用意し、これをどう仮置きで解くかも実践してみました。

最後に、参加の皆さんお一人お一人からご意見をいただきました。

「仮置きで解くと負けた気がする。」
「作家として、仮置きで解かれるとがっかりする。」等の否定的な意見や、
「どうしても解けないときや時間のないときは使う。」
「予約がみつかれば、すぐに仮置きする。」等のあっさり使う派、
「背理法のひとつで、論理はある。」
「井桁理論でさえ、仮置きの論理を使っている。」等の擁護派。

数独は、答えを見つけるだけのものであれば、人間が解くこともないと思います。やはり、答えを見つける過程をどう楽しむのかというゲームです。人それぞれ楽しみ方がありますので、どうぞ、これからもご自身のお好きな方法で解いてください。