謎の数表の謎が解ける!

2017年7月10日にこの「耳よりなコト」のページに掲載しました「世界最古の数独の原型、日本で発見??」の記事につきまして長野県在住の北原秀晃様よりこれは占星術方位学の早見表の類ではないかというお便りをいただきました。
更に北原様の調査で、九星気学等で使われる「後天定位盤」の表であることが判明いたしました。

『左上のブロックの内訳、上から381・246・795
三碧木星 八白土星 一白水星
二黒土星 四緑木星 六白金星
七赤金星 九紫火星 五黄土星
に相当し、頭の数字をとったものです。他のブロックも同様ですね。』

という北原様の解説を基に、インターネットで後天定位盤を調べてみますと、下のような図が出てきました。この数字の配置はまさに、あの謎の数表の配置とぴったり一致します。

早速、愛知県にお住いのこの数表の持ち主であるN氏にも連絡をいたしました。伺ってみますと、厚い板に彫られたこの数表は、書道塾を開かれておられたご祖父様が彫られた数字の美しさに魅せられて、祭りの夜店で購入したものだそうで、ご祖父様は気学には興味がなかったようです。

この謎の解明者である北原様は10年以上も前から、九星気学や金函玉鏡、奇門遁甲を独学で学ばれたそうで、最近数独にも興味を持たれ、たまたま当協会のHPでこの記事を見て、お知らせをくださいました。

この表が、世界最古の数独の原型でなかったのは、ちょっと残念でしたが、謎が解けてようやくすっきりしました。数独の考案者ハワード・ガーンズ氏はどこかでこの表を見たのでは?そんな想像が湧いてきました。
北原様、ありがとうございました。