スーキーイベントは3月8日(木)渋谷の貸会議室「OMOREBI」で9名のご参加をいただき、開催されました。
今回は、(株)ニコリで20年以上に渡り編集長として、パズルの編集・制作にたずさわっている安福良直氏にお越しいただき、数独の上級手筋の解説をしていただきました。
安福さんは数独の手筋の変遷などに触れたあと、例題を参加者の皆さんに配布し、先ずは「予約」の見つけ方を説明しました。例題1の問題では、黄色のタテ列に注目し、「3と6」の予約ができるマスを指定しました。
この予約は左中のボックスに3,6があり、従ってそのボックス内にはもう3,6が入らないことを、見つけることがキーになります。こうした予約に気が付くことが上達の道と話されました。
続いての例題は、いわゆる「井桁の理論」と呼ばれる超難度の高い解き筋です。この問題は普通の解き方では突破口さえ見つかりません。答えに導く唯一の方法は「井桁」のみだそうです。以下順番に話しました。
① タテ列第2列と第8列に注目(黄色)
② この2列で5の入らない場所に✖をつけてみると、入る可能性のある場所〇印が残る。
③ C2に5が来れば、C8,H2には5は来ない。H2に5が来れば、H8,C2には5が来ない。
これが、井桁形になっていることから「井桁の理論」と呼ばれている。
④ ここで、H7(オレンジ色)を見てみると、H2あるいはH8に5がくるので、このマスに入るのは7ということが決定する。
こうして、文章にしてみると長いのですが、安福さんのお話は分かりやすく、参加者の皆さんからは、「おお!」という気づきの声が、あちこちから上がりました。改めて数独の奥の深さを知らされました。
続いて、恒例の「フラッシュ数独」を皆さんで楽しみました。
大型スクリーンに映し出された数独の盤面の空きマス1カ所が青く塗られています。
そのマスに入る数字を、頭の中だけで解くというゲームです。1問2分で、画面が切り替わってしまいます。
今回は、会員のI氏、K氏が作品を作ってきてくださいまして、それを楽しみました。
最後に恒例の数独団体戦を皆さんで楽しみました。
参加の皆さんが2チームに分かれ、一人1分で解き手が交代する「リレー数独」を楽しみました。
今回は講師であった安福さんにもご参加いただき、両チームが一回だけ、安福さんに選手交代できる「安福タイム」を設定しました。Bチームに途中ミスが出て、修復不可能ギブアップとなり、Aチームの勝ちとなりました。
次回スーキーイベント4月は、4月5日(木)渋谷貸会議室「KOMOREBI」にて開催予定です。皆さん、ふるってご参加ください。