6月9日毎日メディアカフェ(毎日新聞社本社1階)において、定例イベント「数独の夕べ2016年6月」が開催されました。
初めに登壇した後藤理事が、今回は「数独のルーツを探る」と題して、講演をしました。数独の原型となったラテン方陣、またその原型となった魔方陣の歴史を遡り、中国夏王朝の世界最古の魔方陣、デューラーやフランクリンの人間業とは思えない魔方陣などを紹介しました。スイスの数学者オイラーはこの魔方陣からラテン方陣という考え方に至り、9x9のラテン方陣が数独の基の形となる流れを説明しました。
次に岡本理事より、自身が考案された「絵どく」についての講演がありました。絵どくは数独のルールを適用しながら、盤面に絵を描き込むという小さなお子様向けの遊びです。子どもにとっては、絵を描く楽しみと同時に、知らず知らずに論理的な思考が身についていくというものです。岡本理事が発行された本の中から、いくつかのサンプルを紹介し、皆さんに楽しんでいただきました。
続いて、再び後藤理事が登壇し、「数独マスターへの道」というタイトルで数独中級者向けの解法を紹介しました。ついつい見逃してしまいそうな手筋や、3x3のブロックに埋まった数字の形状で使える手筋など、参加の皆さんと一緒に解きながら進めました。
最後は恒例の数独占いです。今回も佐貫理事の進行で、皆さんに数独を解いていだたきました。今回は易しめの問題でしたので、制限時間は4分です。
最後の30秒はいつものように、当たるも八卦、当たらぬも八卦と数字を埋めてもらいました。
正解者は4名もいらして、中にはこの短い時間に解ききった方もいらっしゃいました。ジャンケンで勝敗を決めていただき、それぞれ賞品をゲットされました。
次回、数独の夕べは7月14日(木)午後6時半より、同じ毎日メディアカフェで開催されます。
是非、皆さんでお誘い合わせの上、ご参加ください。