この度、一般社団法人日本数独協会(英文名:Japan Sudoku Association、以下「本協会」)を発足しましたので、ご報告します。
数独とは、3×3のブロックに区切られた 9×9の正方形の枠内に1〜9までの数字を入れるペンシルパズルです。日本においては、主に1980年代後半以降に愛好され、2005年、英紙タイムズの掲載を機に、世界でブームになりました。現在では、全世界100ヶ国以上で愛好されております。
本協会は、一般愛好家・学校・教育機関・施設・自治体・企業・海外の数独団体など、様々な個人・団体と協働し、数独の普及と振興に向けたオープンな活動を支援する団体として、活動を展開していきます。
バックグラウンド
日本において、1980年代後半から数独の普及に努めてきた鍜治真起・本協会代表理事は、自身が代表取締役を務めるパズル制作会社・株式会社ニコリでの数独関連書籍の出版に加えて、世界各国での講演やイベント開催など、数独の普及と振興に努めてまいりました。
その活動を通して、数独が世界100ヶ国以上への地域的な広がりを見せると同時に、数独を解く楽しさ・考えているときの楽しさ・愛好家による自主制作(数独をモチーフにしたアート制作や「Sudoku Song」のような楽曲制作・「ソルバー」と呼ばれる自動解答プログラムの開発)など、世界の愛好家の中で、数独の楽しみ方の幅が広がっていく過程を経験してきました。そこで、営利・非営利を問わず、数独を幅広く楽しむ活動を推進するための組織の必要性を強く感じ、本協会を設立いたしました。
今後の活動について
国内外の数独の普及と振興に向けて、具体的には下記の活動を予定しております。
- 数独普及のためのイベント・講演会等の企画及び開催
- 数独商標権保護のための活動
- 数独やパズルに関する情報の提供及びファンとの交流
- パズルやパズル関連商品の開発・制作及び展示・販売
- 世界各国にある数独・パズル団体との交流
先立って、2015年12月には、マレーシア数独協会(英文名:Malaysia Sudoku Society)が主催する「マレーシア数独大会2015December」に参加。7歳から77歳まで、およそ200人の幅広い数独ファンと数独を共に楽しみ、国際交流をしてまいりました。
また、本協会自身によるイベント開催の第一弾として、毎日新聞本社内にある毎日メディアカフェにて、毎月、数独イベント「数独の夕べ」を実施いたします。「数独の夕べ」では、数独の歴史やそのデザインの独自性に関する講演や、数独の様々な解き方・楽しみ方に挑戦する体験型イベントなど、数独を様々なアプローチでご紹介してまいります。