2月のスーキーイベントは2月21日(木)午後6時より渋谷「八雲クラブ」にて開催されました。
新規会員の方を含む10名の皆様にご参加いただきました。
数独アート最新作のご紹介
今月発売された『数独通信』最新号の表紙を飾った数独アートについて、岡本理事よりご紹介をさせていただきました。
今回のモチーフは、なんと「フィギュアスケート」。
こんな発想なかなか思いつかないのではないか、と思うのですが、岡本理事によると、
「フィギュア(figure)には『図形』という意味があります。だから、フィギュアから数独を連想するのは、実は自然なことなのです。」
とのこと。これは目から鱗でした。氷上の盤面も、岡本理事の手にかかると、素敵な数独になるのですね。
この後、参加者の皆さんで実際に数独アートに描かれた数独の問題を解いてみました。
ちなみに、数独アートには英文が書かれているのをご存知ですか?
今回の作品には、
Slide like drawing figures on ice and dance to solve……
that is Sudoku figure skating.
と書かれています。
“dance to solve”・・・踊るようにスラスラと解けるとよいのですが、今日もみんなで「ウーン」と唸りながら、数独を解きました。
数独人を語る
いままでいろんなバリエーションの数独をご紹介させていただいてきましたが、数独に携わる人は様々いらっしゃいます。
今回は、「人」にフォーカスして「数独人を語る」というテーマで佐貫理事よりお話しをさせていただきました。
数独の楽しみ方は、1次的なものから3次的なものまであるのではないか、というのが佐貫理事の主張です。
数独の1次利用:数独を作る人と解く人の世界
に続き、
数独の2次利用:数独と○○の世界(例:数独とアート、数独とコンピュータ、数独と小説、など)
というのは、数独ブーム以来、発見されてきた様々な数独の世界です。
この中で、アーティストやプログラマー、小説家など、新しい数独人が誕生していきました。
そして、近年は「数独の3次利用」が見受けられるようになってきています。
例えば、人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の「平匡さん」が数独を解いているシーン、あれは3次利用の最たるものだと言います。
「平匡さん」は、数独をあまりよく知らない人からみても「数独解いていそうな人」であり、「数独解いていそう」というイメージの世界が出来上がってきているのではないでしょうか。
そして、これが、「数独解いていそうな人」という最新の「数独人」なのではないかと思います。
数独は人のイメージを形作る「ブランド」、「象徴の世界」の領域にも進出してきているのです。
数独本来の楽しさはこれからも伝承されていってほしいですが、ここに数独のさらなる可能性があるのではないか、という未来に期待を込めました。
数独で遊ぼう
最後に、参加者の皆さんで、会員であり数独作家の内山正樹さんのオリジナル問題を2問解きました。
81マスの中のA,B,Cと付けられた3マスを先に答えた人が勝ち、というルールで遊んだのですが、超上級者の方は全マス埋めないといけないというハンデキャップを付けてみました。
ところがなんと、ハンデを物ともせず、超上級者の梶原さんが一番乗り。2分30秒で全マス埋めきってしまったのには、会場全員が驚きを禁じえませんでした。
懇親会では「どうやって解いているの?」「どこに着眼しているの?」と質問が飛び交いながら、お酒を楽しみました。
次回は3月21日に開催
次回は3月21日(木)午後6時より、同じく渋谷の「八雲クラブ」で開催いたします。是非、皆さんでご参加ください。