スーキーイベント再開

3月、4月、5月、6月と4か月に渡りお休みしておりましたスーキーイベントを
ようやく再開いたしました。
7月24日(祝)渋谷のいつもの会場「八雲クラブ」に理事を含め10名の参加者が集まりました。
当日はコロナ対策として、参加の皆さんには手指の消毒、マスク着用をお願いし、
窓を全開したままでの開催となりました。
(株)ニコリから「数独通信」新編集長の礒部さんがお見えになり、数独通信の編集に
まつわるいろいろなお話を聞かせてもらいました。
難易度の判定では「★2個と★3個の差」にいくつかの決まりがあるのに驚かされました。
続いて、後藤理事より「市村式完全包囲消去法」の解き方講座がありました。当協会会員で
長崎県にお住いの市村さんが考案された数独の体系的な解き方です。
今回は入門編で、この手法の基本的な考え方を、そして応用編<井桁の部>では、
対応表というマトリクスを使った井桁の発見法を披露しました。

また7月26日(日)はZoomを使ったオンラインイベントが開催されました。
10名の参加者の皆さんが午後2時、オンラインで一堂に会しました。40分という制限があるため
すぐに、後藤理事の解き方講座に入りました。渋谷でのイベントと同じ内容を共有画面にて
説明をいたしました。入院中のベッドからご参加の方もあり、オンラインの威力を感じました。

2月スーキーイベント報告

「スーキーイベント2月」は2月16日(日)東京・渋谷の「八雲クラブ」にて開催されました。コロナウイルス感染拡大の影響で、3名のキャンセルがありましたが、小雨降る中、理事を含め13名の皆さんがお集まりになりました。
本会に先立つ「解き方研究会」は、午後1時より1時間行われました。2月の課題問題を皆さんで解きました。詳細は「解き研レポート」にてご報告します。
午後2時より本会が始まり、最初のメニューは、協会理事岡本修身氏の「数独アート」最新作の発表でした。数独通信第38号の表紙に登場したのは、何とマスクメロンをモチーフとした数独の盤面です。(添付写真参照)
岡本さんは「マスクは仮面ではなく、Musk、じゃ香の意味です。」というお話から始められ、表面の網目模様は、じつは「ひび割れ」と説明されました。その網目模様の中に数字を見出すのは、さすがです。
続いて、横田理事が12月に引き続き、テンプレートを使って、レッツミー型の予約を見つける方法をスピーチしました。今回は、会員の小貫氏のご協力で、参加者全員分のテンプレートをご用意しました。練習問題にテンプレートを実際に置いてみて、見つけやすくなるか試してみました。参加者の方からは「ん~微妙!」という声がありました。レッツミー型だけでなく他の手筋にも対応できる可動式のテンプレートがあるとよいのですが。
最後に登壇されたのは、会員の藤川美帆氏です。藤川氏は今年の1月インドのハイデラバードで開催された数独選手権アジア大会に日本選手団の一員として参加されました。日本チームは団体戦で3位だったそうです。普通の数独の問題に加え、いろいろとルールを付加した、いわゆる「バラエティ数独」の問題が1週間前に英語で伝えられ、そのルールに従って解くそうです。インドでは中国同様、小中学生に数独が流行っていて、10代の選手が主力だそうです。

次回のスーキーイベントは
3月10日(火)午後5時より研究会、6時より本会となっております。

2019年2月 スーキーイベント開催

2月のスーキーイベントは2月21日(木)午後6時より渋谷「八雲クラブ」にて開催されました。
新規会員の方を含む10名の皆様にご参加いただきました。

数独アート最新作のご紹介

今月発売された『数独通信』最新号の表紙を飾った数独アートについて、岡本理事よりご紹介をさせていただきました。
今回のモチーフは、なんと「フィギュアスケート」。

こんな発想なかなか思いつかないのではないか、と思うのですが、岡本理事によると、

「フィギュア(figure)には『図形』という意味があります。だから、フィギュアから数独を連想するのは、実は自然なことなのです。」

とのこと。これは目から鱗でした。氷上の盤面も、岡本理事の手にかかると、素敵な数独になるのですね。

この後、参加者の皆さんで実際に数独アートに描かれた数独の問題を解いてみました。

ちなみに、数独アートには英文が書かれているのをご存知ですか?
今回の作品には、

 Slide like drawing figures on ice and dance to solve……
 that is Sudoku figure skating.

と書かれています。
“dance to solve”・・・踊るようにスラスラと解けるとよいのですが、今日もみんなで「ウーン」と唸りながら、数独を解きました。

数独人を語る

いままでいろんなバリエーションの数独をご紹介させていただいてきましたが、数独に携わる人は様々いらっしゃいます。
今回は、「人」にフォーカスして「数独人を語る」というテーマで佐貫理事よりお話しをさせていただきました。

数独の楽しみ方は、1次的なものから3次的なものまであるのではないか、というのが佐貫理事の主張です。

 数独の1次利用:数独を作る人と解く人の世界

に続き、

 数独の2次利用:数独と○○の世界(例:数独とアート、数独とコンピュータ、数独と小説、など)

というのは、数独ブーム以来、発見されてきた様々な数独の世界です。
この中で、アーティストやプログラマー、小説家など、新しい数独人が誕生していきました。

そして、近年は「数独の3次利用」が見受けられるようになってきています。
例えば、人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の「平匡さん」が数独を解いているシーン、あれは3次利用の最たるものだと言います。

「平匡さん」は、数独をあまりよく知らない人からみても「数独解いていそうな人」であり、「数独解いていそう」というイメージの世界が出来上がってきているのではないでしょうか。
そして、これが、「数独解いていそうな人」という最新の「数独人」なのではないかと思います。

数独は人のイメージを形作る「ブランド」、「象徴の世界」の領域にも進出してきているのです。

数独本来の楽しさはこれからも伝承されていってほしいですが、ここに数独のさらなる可能性があるのではないか、という未来に期待を込めました。

数独で遊ぼう

最後に、参加者の皆さんで、会員であり数独作家の内山正樹さんのオリジナル問題を2問解きました。
81マスの中のA,B,Cと付けられた3マスを先に答えた人が勝ち、というルールで遊んだのですが、超上級者の方は全マス埋めないといけないというハンデキャップを付けてみました。

ところがなんと、ハンデを物ともせず、超上級者の梶原さんが一番乗り。2分30秒で全マス埋めきってしまったのには、会場全員が驚きを禁じえませんでした。

懇親会では「どうやって解いているの?」「どこに着眼しているの?」と質問が飛び交いながら、お酒を楽しみました。

次回は3月21日に開催

次回は3月21日(木)午後6時より、同じく渋谷の「八雲クラブ」で開催いたします。是非、皆さんでご参加ください。

2018年8月 スーキーイベント開催

スーキーイベントは8月9日(木)午後6時より渋谷の貸会議室「八雲クラブ」にて開催されました。大型の台風が関東地方を直撃するのではないか、ということで当日まで開催が危ぶまれましたが、未明に通過したため、台風一過、さわやかな夕暮れに、初参加2名の方を含む12名の皆さんのご参加をいただき開催されました。

先ず、登壇したのは、毎回数独をモチーフとした独特のアートで数独通信(ニコリ社刊)の表紙を飾っている岡本理事です。第35号の表紙は「錦鯉」でしたが、その美しさに皆さんが目を見張りました。

数独をモチーフというより、絵の中に数独が溶け込んでいて、岡本理事は「これは錯視ではないが、錯視を思わせる絵」と話しました。そこから古典的な錯視の実例や絵を紹介し、人間は目で見たものを脳の中で編集し、それを現実としてみていると話しました。



続いて、岡本理事の作品の中から時計をモチーフをとした数独アートのコピーを皆さんに配り、時計の文字盤に針を書き込むことで、数独を解くという難題にチャレンジしました。普通の数独を解くよりはるかに困難な作業に、「数字のありがたみが分かりました」という感想が聞かれました。


続いて、鍜治理事が久しぶりに登場し、数独よもやま話と称して、数独が一番始めに掲載された「パズル通信ニコリ」第12号を皆さんに披露しました。
それから数独ブームの最中、海外で鍜治理事自身が、Inventor(考案者)、founder(創設者)などと呼ばれた体験を話されました。the god father of Sudoku (数独の名付け親)という呼ばれ方が一番スッキリし、名刺にもそう印刷したということです。


最後に恒例の数独団体戦を行いました。今回は「数独ベルトコンベアー」というゲームを楽しみました。6名1チームで、それぞれに別の問題が配られます。


スタートの合図とともに、解き始め、1分経つと、やりかけの問題を左の人に渡します。右からは途中まで解いた問題が送られてきます。
こうして、1分ごとに左に送り、送られてきた問題を解き、問題が解き終わり、手のあいた人は他の人を助けに行くという、慌ただしいゲームでした。



誰かが半分解いた問題というのは、実に解きにくくABチームともに、破綻が生じ、大騒ぎの中で終了しました。

イベント終了後はピザの宅配と缶ビールにジュースという懇親会をいたしました。現在応募受付中の数独認定試験のお話などに花が咲き、夜の9時半まで盛り上がりました。

来月のスーキーイベントは9月13日(木)18時より開催いたします。場所は同じく渋谷の「八雲クラブ」を予定しております。

2018年2月スーキーイベント開催

スーキーイベントは2月15日(木)渋谷の貸会議室「KOMOREBI」で、9名のご参加をいただき、開催されました。

先ず、岡本理事が登壇して数独アートの最新作を発表いたしました。
ニコリ社出版「数独通信Vol34」の表紙を飾ったのは、何とゴルフコースをモチーフとした数独でした。


まるで、本物のゴルフ場のように、池あり、林あり。そしてバンカーで巧みに数字を表現し、ちゃんとひとつの数独になっています。イベントでは、岡本さんの解説を聞きながら、画面をアップすると、ティーグランドに矢印まで書いてあり、遊び心満載のアートでした。



続いて、前回に引き続き「フラッシュ数独」を楽しみました。
大型スクリーンに映し出された数独の盤面の空きマス1カ所が青く塗られています。そのマスに入る数字を、頭の中だけで解くというゲームです。1問2分で、画面が切り替わってしまいます。
後藤理事苦心の問題も、あっさり解いてしまう参加者もいて、「解き方の手筋」は人によって、違うということが分かりました。5問中5問とも正解した方が3名いました。

最後に恒例の数独団体戦を皆さんで楽しみました。
参加の皆さんが2チームに分かれ、全員で解く「ヨーイドン」と、一人1分で解き手が交代する「リレー数独」の2種類のゲームをしました。
今回のリレー数独では「おみくじタイム」がありました。ゲームの途中で両チームのキャプテンがおみくじを引きます。「大吉」を引いたBチームには。答え5カ所が与えられ、結果Bチームの勝利となりました。


次回スーキーイベント3月は、3月8日(木)渋谷貸会議室「KOMOREBI」にて開催予定です。ニコリ編集長安福氏に講演いただくことになっております。皆さん、ふるってご参加ください。

数独の夕べ 2017年8月イベントレポート

8月10日、恒例の「数独の夕べ」が毎日メディアカフェで開かれました。

今回はまず、数独協会の後藤好文理事が「0の発見」について話しました。数独では使わない数字です。
「0」は7世紀にインドで発見されたと言われていますが、0が発見される前の、ヨーロッパや、中国での表記や計算の方法を説明したあと、0の概念が何故インドで生まれたかを後藤さんは問題提示しました。
当時文明の進んでいたローマや中国では、「社会の中で人はどう振舞うべきか」ということが重要であったのに対し、インド人の関心は「生命や宇宙の根源とは何か」ということであった。そこから数が実生活を離れ更に抽象化していき、ついにShunya(虚空)=ゼロという数字が誕生したのではないか、という自説を紹介しました。「学生時代、インド哲学が専攻だったもので」と後藤さんは話しました。
やがて、数字としての0は中東に伝わりますが、十字軍遠征の時代であったため、アラビアの魔法として0は遠ざけられ、ヨーロッパに普及したのは15世紀末でした。そこから一気に近代数学の花が開いていったのでした。



続いて、岡本修身理事が8月10日発売の「数独通信Vol.33」の表紙の「SUDOKU ART」について話しました。
今回のテーマは「世界中に広まった数独を探しに旅に出よう」というもので、昔懐かしい皮の旅行カバンに貼られたステッカーで数独の盤面を表現しました。皮ひもやカバンの傷がさりげなく枠線を表しています。

さらに、岡本理事は新しい数独の楽しみ方である「対戦数独」を紹介しました。2人で楽しむ数独、つまり一つの問題を解き手と解き手が1対1で解く対戦型数独があったなら、数独の楽しみ方が増えます。岡本さんは自身が新たに考案した対戦型数独を紹介しました。
ヒントにしたのは将棋です。「一つの問題を1対1で解いて、勝ち負けが決まるようにしたい」と考えたそうです。
対局者はそれぞれ手持ちの何も書かれていない白いカードを5枚持っています。問題盤面にも白紙のカードを9枚ランダムに置きます。白紙のカードをどれだけ取るかというのが基本ルールです。
対局者は持ち時間1分で盤面に数字の書かれたカードをおきます。白紙のカードが置かれた位置に数字を置くことができれば、白紙のカードを手元に回収できます。1分経つと、相手と交代です。1分間にひとつも数字のカードが置けなければ、自分の手持ちから白紙のカードをペナルティとして盤面に置きます。
こうして、盤面を数字のカードで埋めながら、白紙のカードを取り合うわけですが、どうやって相手より多くの白紙の
カードを集めるかという戦略がこのゲームの面白さとなります。「今後、様々な工夫をしてルールを洗練させたい。」
と岡本さんは話しました。



次は恒例の数独ゲーム大会をしました。まずは、5分間を自分で測りながら数独問題を解く「体感数独」。
5分間たったと思った人は手を挙げます。時間の正確さと、問題を解けたコマの数の両方で得点が決まります。
次に団体戦です。参加者が2チームに分かれ、リレー競争をしました。1人1分の持ち時間で解けるだけ解き、1分過ぎたら次の人とタッチして交代します。先に解き終わったチームが勝ちです。
個人戦、団体戦を通じて高得点だった参加者に、数独Tシャツ、数独本がプレゼントされました。

最後に協会より二つの報告をしました。
一つは、数独技能認定試験です。9月9日に全国で初めての認定試験を大槌町で開催することを発表しました。
もう一つは数独協会の活動に賛同をしてくださる会員の募集を開始したというニュースです。
どちらも、詳細は協会のホームページにありますので、ご覧ください。

数独技能認定試験
http://sudokujapan.com/examination/
数独協会会員
http://sudokujapan.com/membership/

次回の「数独の夕べ」はは9月14日(木)18:30~20:00です。

数独問題集『じぃじとばぁば ようこそ数独!』販売開始!

ニコリ社と、日本数独協会は、数独問題集『じぃじとばぁば ようこそ数独!』(500円税別)を4月20日に販売開始いたしました。(ニコリ 編集・数独協会 監修)
数独協会は岩手県大槌町で高齢者の認知症一次予防および生涯学習に取り組むNPO法人ソーシャルハーツ(川上 誠代表)を支援してまいりました。
70〜90代の高齢者において、数独が生涯学習として楽しまれている一方、既刊の数独書籍が高齢者には難しく、より分かりやすい数独書籍が生涯学習の現場で求められていることに気づきました。
そこで、数独協会は高齢者向けの数独問題集を企画。数独協会監修の下、「数独通信」を発行しているニコリより本書を刊行いたします。
本書の売上の2%は、被災地の復興支援として岩手県大槌町に寄付されます。
今後は、岩手県大槌町での取り組みをモデルケースとして、生涯学習への数独活用を全国各地へ横展開してまいります。
全国各地の自治体ならびにNPOへ働きかけ、本書の活用や、数独イベントの開催を実施していきたいと考えております。

数独協会では『じぃじとばぁば ようこそ数独!』を1冊500円(税抜)で販売しております。
お求めの方は下記ページよりご連絡ください。
http://sudokujapan.com/access/

数独の夕べ 2017年3月イベントレポート

3月9日毎日メディアカフェにおいて、「数独の夕べ3月」が開催されました。



今回はまず、「数独標語を作ろう」と題し、数独をテーマに参加者の皆さんに標語作ってもらいました。
先ず、佐貫理事が数年前に「数独通信」に掲載された数独標語を紹介しました。これは数独通信の読者の方々から寄せられたもので、
▲一九(1~9)入魂
▲数独が八十路の婆を介護せり
▲人生いろいろ、解き方いろいろ
など、数独ファンが思わず「これは、分かる」とうなってしまうような、楽しい標語を発表しました。
それから、参加者の皆さんに紙が配られ、標語に挑んでもらいました。
●数独を夢で作ったが朝消えた
●解けぬのは問題悪いと言い逃れ
●便秘薬、超難問が解けた時
など、たくさんの傑作標語が集まり、佐貫理事がひとつづつ読み上げるたびに会場は盛り上がりました。

続いて、後藤理事による「数独箸休め」。今回は「橋をかけろ」というロジックパズルを紹介しました。
とても簡単なルールながら、理詰めで順々に解き上げていく面白さがたまらないパズルです。例題でルールと解き筋を紹介したあと、Easyの問題に皆さん挑戦してもらいました。



最後は恒例の数独ゲーム大会。まずは5分間体感数独です。数独の超難問を解きながら、5分間経ったと思う人が手を挙げます。5分に近いほど、正解のコマ数が多いほど、得点が高くなります。
次はチーム戦。参加者が2チームに分かれました。第1回戦はホワイトボードに張られたそれぞれのチームの数独問題を、チーム全員で解きます。第2回戦はリレー競争。1人1分の持ち時間で解けるだけ解き、1分過ぎたら次の人とタッチして交代します。先に解き終わったチームが勝ちです。
個人戦、団体戦の合計で最高得点を獲得した横浜市の広瀬清五さんに「数独Tシャツ」がプレゼントされました。


次回の数独の夕べは、4月13日(木)18:30~20:00です。初心者の方もお気軽にご参加ください。

数独の夕べ 2017年2月イベントレポート

2月9日毎日メディアカフェにおいて、「数独の夕べ2月」が開催されました。
まず、岡本理事が「数独通信32号」の表紙になった数独アートの新作を発表しました。
今回は気球がテーマになっており、気球の横には「鳥瞰すると、多くのものが見える」という英文が書かれています。
数独問題に詰まったときに、俯瞰すると見えてくることがあるという意味を込めているそうです。
(写真をご覧ください)



続いて後藤理事が登壇し、アメリカの地方紙The Unionに載っていた Trump vs Sudokuという記事を紹介しました。
トランプ氏には論理的な思考が欠如しているので、数独を解くことはできないだろう、という内容でした。
数独についての説明がないまま、この記事が書き進められていることに理事は言及し、今やアメリカにおいては普通にSUDOKUが通用していると述べました。



引き続き後藤理事は「レッツミーの勧め」という中級者講座もしました。数独の簡単な手筋ながら、意外と使われていないのが「レッツミー」。「ブロッケンの手筋では決められない数字が、レッツミーだとすぐに決められることがある。
スピード感が魅力です。ぜひ使ってみてください」と勧めました。

最後は恒例の数独ゲーム大会。数独を使ったゲームに、参加者が挑戦しました。先ずは「ザーマス選手権」という個人戦を戦ってもらいました。問題用紙には、既に答えがいくつか記入されていますが、用紙によってその数が異なります。



どの問題用紙を選べるかが運、そこからは実力の勝負です。
次に、数独団体戦。参加者が2チームに分かれ、正面のホワイトボードに貼った問題をヨーイ・ドンで一斉に全員で解く第一回戦と、一分おきのバトンタッチで解くリレー方式の二回戦で争いました。
個人戦との総合結果、亀谷さんが優勝し、岡本理事の新作アートを和紙に印刷したトロフィーが授与されました。

次回の数独の夕べは3月9日(木)18:30~20:00です。初心者の方もお気軽にご参加ください。

数独の夕べ 2016年9月イベントレポート

9月8日毎日メディアカフェにおいて、定例イベント「数独の夕べ9月」が開催されました。

今回はまず「数独通信の10年を振り返る」と題して、ニコリ出版「数独通信」の安福良直編集長と表紙デザイナーである岡本修身・日本数独協会理事によるパネルディスカッションをしました。
2006年10月創刊の数独通信はちょうど10周年を向かえ、ますます油がのってきました。
数独の問題だけでなく、数独の解き方、作り方、数独にまつわるエピソード、更に読者にとっては投稿作品の登竜門として、絶大な部数を誇っています。これは世界でも類のない数独雑誌といえます。

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安福さんは創刊時の思いとして、「そもそも数独通信を作りたいと思ったのは、当時、数独ブームが続いていましたが、ブームが終わったら、誰も解かなくなるのではないかと恐怖感を持っていました。
だから、数独の面白さを伝えて、ブームが終わっても数独を好きな人が残っている状態にしたいなと考えたからです。」と述べました。岡本理事は今後の表紙について「デザインのネタは日々探しています。旬のものを出したいと思いますが、2月、8月発行だと使えるものが限られています。ネタをファイルしながら、出すタイミングを考えていきたい」と抱負を語りました。

続いて登壇した後藤理事が提案したのは「数独検定」です。全国の数独ファンから協会には「数独検定」をやって欲しいという要望がきています。そこで、検定お試し問題を作り、参加の皆さんに挑戦してもらいました。「D-8のマスには8がきます。その理由を説明してください」など早解きではなく、手筋の理解度を検定する仕組みです。参加者の皆さんは戸惑いながらも、一生懸命挑戦してくださいました。もう少し洗練させ、やがて全国規模で数独検定が開かれることを目指したいと思います。

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最後は毎回おなじみの「数独占い」です。佐貫僚理事のMCで、参加者が数独の問題に挑戦しました。
この日の制限時間は7分間。比較的易しい問題でしたので、なんと6名の方が正解され、ジャンケンで当選者を決めました。数独協会オリジナルTシャツ、数独の本がプレゼントされました。

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次回は10月13日(木)18:30~20:00です。
世界数独選手権優勝者森西さんにお話しをうかがう予定です。

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2016年4月14日「数独の夕べ」毎日新聞本社にて開催!

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今月はニコリ編集長の安福良直氏に、「数独、次の一手」と称して数独の解き方をレベル別に説明してもらいます。全国から寄せられる数独投稿問題をチェックするだけでなく、自らも数独の作り手として活躍中の安福氏が、次の一手に詰まったらこんな風に考えてみようというヒントを与えてくれます。

また、数独協会の岡本修身理事が現在リニューアル中の「数独ギャラリー」に展示予定の、世界から集めた数独の本の解説をします。好評の「数独占い」もします。数独1問を5分間で挑戦していただきます。解けなくても、優勝のチャンスがあります。数独Tシャツなどの賞品があります。

■開催概要
開催日 2016年4月14日
開場 18:00 開演 18:30
終演 20:00 定員 30名

■登壇者

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安福 良直(あんぷく・よしなお)

1967年生まれ。株式会社ニコリに入社後、1999年『パズル通信ニコリ』の編集長に就任。2006年には『数独通信』を創刊。『激辛数独』『とびっきり数独』シリーズの編集人も務める。数独をはじめ、年間数千問ものパズルを解いたり作ったりしている。

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岡本 修身(おかもと・おさみ)

多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。広告代理店にディレクターとして勤務。 海外広告賞などを受賞。広告の枠にとらわれないクリエイティブを求めフリーに。 数独のルールを基に、多くの子供たちに、より楽しく考えるパズル"お絵描きパズル 『絵どく』レベル①、②"を出版。ハングル語に翻訳され、韓国でも出版。iPadの 発売を機に『絵どくiPad』版アプリを制作。2015年、一般社団法人日本数独協会/理事。

■予約応募は「毎日メディアカフェ・ホームページ」から!
https://mainichimediacafe.jp/eventcal/#l1804

数独通信 Vol. 30 発売!

数独通信 Vol.30 が株式会社ニコリから2月10日発売されました。
読者から寄せられた投稿数独から厳選された99問と、数独にまつわる読み物なども満載です。
今号の表紙はジュークボックス。何やらオールディズの懐かしい題名が並んでいます。
是非、お近くの本屋さんでお求めください。

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数独通信 Vol. 29 発売!

(株)ニコリから数独通信Vol.29、15年秋号が8月10日発売されました。毎号、質の高い投稿作品のみで作られているこの本は、問題を解く楽しみもありますが、数独にまつわる読み物も興味がつきません。また、数独をデザイン化した表紙を待ちわびている読者も多いかと思いますが、今号は何と9コマの漫画になっています。

数独通信15年秋号