スーキーイベント9月開催しました。
9月23日(水)渋谷の八雲クラブにて、スーキーイベントが2か月ぶりに開催されました。新コロナウイルス感染予防策を取りながら、ご参加12名の方々とひと時を楽しく過ごしました。
1)最初にご登壇いただいたのは、数独作家「びわゼリー」氏です。「作家の仕掛け」というタイトルで難しい数独を作る際に、どのようにして予約や井桁の手筋を織り込むのかという、ある意味作家の企業秘密をお話しくださいました。びわゼリー氏はかなり初期の段階で、この手筋を織り込み、それをステップに他の部分を作っていくという過程を、実際の作問を例に説明していただきました。解く側も大変ですが作る作家はもっと大変なのだということをつくづく知りました。(なお、びわゼリー氏は日常は医療のお仕事で病院に勤務しており、このコロナ禍のお忙しい中、お時間をとってわざわざ講演をしていただきました。ありがとうございます。)
2)続いては、毎回恒例の岡本理事による「数独アート」新作の発表でした。ニコリ社出版「数独通信第39号」の表紙を飾ったのは将棋の盤面です。この盤面の駒の置かれていない場所に数字が隠れており、それが数独になっているという仕掛けです。岡本氏が将棋を素材に数独アートを思いついた5月頃から、にわかに将棋界が脚光を浴びるようになり、岡本氏も制作にますます力が入ったということです。是非、書店でこの本をお買い求めの上、じっくりと隠れている数独を探してください。
3)最後に飛び入りで、NPO法人ソーシャルハーツ代表の川上さんにお話しいただきました。3年前の9月、川上さんのご尽力により、日本で初めての数独認定試験が岩手県の大槌町で開催されました。川上さんは現在は大槌町ばかりでなく、北上市や横浜市でも数独を取り入れた高齢者の学習支援のセミナーを定期的に開催されています。また東北大の加齢医学研究所とタイアップして、認知症ゼロに向けた活動にも取り組んでおられるそうです。お忙しい中、スーキーイベントに駆け付けていただき感謝いたします。