数独の夕べ 2016年10月イベントレポート
10月13日毎日メディアカフェにおいて、定例イベント「数独の夕べ10月」が開催されました。
今回のハイライトは数独の世界チャンピオン、森西亨太(こうた)さん(27)の講演でした。
森西さんは中学生の時に、パズル雑誌を見て、数独を知りました。2010年の世界数独選手権に初出場で25位。
翌年から3年連続で準優勝、2014年についに念願の優勝を成し遂げ、翌2015年も連覇しました。
森西さんの活躍で日本チームも団体戦で2連覇しています。
選手権には約30カ国から、200人近くが参加します。2日間にわたり、100問を超える問題に挑戦し、正解数や要した時間を競います。難しい問題だけではなく、簡単な問題も出るそうです。
「普段はどんなトレーニングをしているのですか?」という問いに、森西さんは「行き帰りの電車の中で解いているだけです。」これには会場の皆さんもびっくり。やはり才能が違うのかも知れません。
そんな森西さんに数独の魅力を聞いてみると「社会には答えが一通りではないことがたくさんあるけれど、数独には答えが一つしかなく、それを見つけるのが楽しい。」と目を輝かせてお話ししてくれました。
ニコリの激辛数独から1問を、参加の皆さんと森西さんに同時と解いてもらいました。さすがに後半は怒濤の勢いで、わずか3分足らずで全部の数字が埋まりました。参加者の中には、解く手を止めて、森西さんの圧倒的な早さに見とれている方もいらっしゃいました。
森西さんは10月15日に日本を発ち、17日からスロバキアで開催される第11回世界数独選手権に向かいます。
皆さんの温かい激励の拍手で講演を締めくくりました。
最後は、毎回おなじみの「数独占い」です。佐貫僚・一般社団法人日本数独協会理事のMCで、参加者が数独の問題に挑戦しました。制限時間は5分間。ラストの30秒は毎回のことですが、大あわてで鉛筆を走らせ、ため息と共に試合終了です。その結果、正解者2人と正解に近かった1人に、日本数独協会オリジナルトートバッグ、来年の数独カレンダー、外国の数独本がプレゼントされました。
一般社団法人日本数独協会による「数独の夕べ」は毎月第2木曜日に定例開催されています。
次回は11月10日(木)18:30~20:00です。入場無料、初心者も歓迎です。